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メール用サブドメインの使い方

サブドメインが役立つ場面、現在のメールプロバイダーと併用する方法、ルートドメインとは別に設定する項目を説明します。

メール用サブドメインとは?

サブドメインとは、ルートドメインの前にドットで区切って名前を追加したものです。ルートドメインがexample.comなら、mail.example.comnotify.example.combilling.example.comなどがサブドメインです。

サブドメインには、独自のメールアドレスと送信・受信設定を持たせることができます。たとえば、notify.example.comを追加すると、[email protected]のようなアドレスを作成できます。[email protected]ではありません。

MailLogicでは、ルートドメインとの関係を認識しながら、サブドメインをひとつの独立したメールドメインとして扱えます。

既存のメールプロバイダーとMailLogicを併用する

ルートドメインがすでに別のサービスでメールを受信していて、その設定を置き換えたくない場合に、サブドメインが役立ちます。

たとえば、通常の社内メールには引き続きexample.comでGoogle WorkspaceやMicrosoft 365を使い、notify.example.comではMailLogicのSMTP、API、Batch Send、またはメール転送を利用できます。

2つの名前にはそれぞれ別のDNSレコードを設定できるため、notify.example.comのメール経路を変更しても、example.comのMXレコードを置き換える必要はありません。

ルートドメイン

[email protected]

人同士のビジネス上のやり取りには、現在のメールボックスプロバイダーを引き続き利用します。

サブドメイン

[email protected]

自動送信メールやトランザクションメールには、独立したMailLogicの設定を利用します。

ルートドメインとサブドメインのどちらを使うべきですか?

通常、主なビジネス上の送信元にはルートドメインが自然です。アプリが自動生成するメールやトランザクションメールには、サブドメインを使うと用途を分けて管理しやすくなります。

用途まず検討するもの理由
顧客、取引先、業務委託先、クライアントへ、人が作成または確認して送るメールルートドメインメールアドレスを主なビジネス上の識別名に近づけられます。
領収書、請求書、パスワードリセット、ログイン通知、各種お知らせ、システム更新サブドメイン自動送信メールの運用上の境界を明確にできます。
ルートドメインですでにGoogle Workspace、Microsoft 365、または別のプロバイダーを利用しているサブドメインルートドメインの受信設定を置き換えずにMailLogicを追加できます。

これらは検討を始める際の目安であり、プロトコル上の要件ではありません。受信者にとってわかりやすく、運用するチームが管理しやすいアドレス構成を選んでください。

メール用サブドメインのよくある命名例

ルートドメインの前に付ける名前で、メールの用途を表せます。

  • notify.example.com:アラートや製品からのお知らせ。
  • billing.example.com:請求書、領収書、アカウントに関する通知。
  • mail.example.com:汎用的な独立メール環境。

用途を想像しやすく、長く使えて、メッセージの細かな分類ごとに新しいドメイン設定を増やさずに済む名前が適しています。

サブドメインのDNSレコード

example.comnotify.example.comは、それぞれ別のメール設定として扱います。受信用のMXレコードや送信用のSPF・DKIMレコードは、サブドメインの設定で指定された名前に公開する必要があります。

DMARCには継承の仕組みがあります。サブドメインが独自のDMARCレコードを公開していない場合、組織ドメイン(通常はルートドメイン)のポリシーが適用されることがあります。組織ドメインのDMARCレコードにサブドメイン向けのsp値が指定されていればその値が、指定されていなければp値が使われます。サブドメインに明示的なポリシーが必要な場合は、サブドメイン独自のDMARCレコードを公開できます。

ひとつのDNSレコードを追加すれば、関連するすべての名前が自動的に設定されるとは限りません。各レコードの正確なホスト名を確認し、サブドメインに独自のDMARCポリシーが必要かを判断するときは、この継承ルールも考慮してください。

MailLogicのドメイン設定画面には、追加したドメインまたはサブドメインに必要なホスト名と値が表示されます。別のドメインのレコードを推測で流用せず、画面に表示された値に従って設定してください。

各認証レコードの役割については、SPF、DKIM、DMARCの解説をご覧ください。

レピュテーションの分離でできること・できないこと

自動送信メールは、人が作成する通常のメールとは、送信量、形式、バウンスの傾向、受信者の反応が異なる場合があります。サブドメインを使うと、このようなメールの流れに明確な運用上の境界を設けられます。

この境界によって2つの用途を分けて管理しやすくなりますが、レピュテーションへのリスクがなくなるわけではありません。受信側のメールサービスは、サブドメインと組織ドメインの関係を含む複数の要素を評価することがあります。

どの階層のドメインを選んでも、メール認証、宛先リストの品質、送信方法、メッセージの関連性は引き続き重要です。

MailLogicにサブドメインを追加する

notify.example.comのように、利用するサブドメインの完全な名前を追加します。MailLogicはサブドメインであることとルートドメインとの関係を認識し、それに合わせてDNS設定の案内を調整します。

メールアドレスを作成したり、設定の準備状況を確認したりするときは、サブドメインをひとつの独立したメールドメインとして扱ってください。サブドメイン用に作成したメールアドレスでは、@より後ろの部分にそのサブドメインが含まれます。