最初に、どの経路で問題が起きたかを確認する
「メールが届かない」という状況には、2つの異なる経路があります。DNSを変更したり再送したりする前に、受信メールの転送とMailLogicからの送信のどちらに問題があるかを確認してください。
独自ドメイン宛てのメールが見つからない
送信者、宛先アドレス、MXレコード、MailLogicの転送履歴、最終的な受信トレイを確認します。
送信者 → MailLogic → 受信トレイ
MailLogicから送ったメールが見つからない
送信処理、宛先サーバーの応答、送信抑止、受信トレイへの振り分けを確認します。
MailLogic → 宛先サーバー → 受信トレイまたは迷惑メール
受信メールが見つからない場合
まず最終的な受信トレイを確認します。送信者、件名、本文中の固有の語句で検索し、迷惑メール、すべてのメール、ゴミ箱、カテゴリタブ、フィルタ、ブロック中のアドレスも確認してください。メールは届いていても、メインの受信トレイに表示されていない場合があります。
次に、送信者へバウンスメールが返っていないか確認します。バウンスに記載されたSMTP応答から、配信が失敗したのか、拒否されたのか、遅延しているのかがわかる場合があります。
続いて、独自ドメインの経路を順に確認します。
- 送信者が正しい独自ドメインのアドレスを使用したことを確認します。
- ドメインのMXレコードがMailLogicを指定していることを確認します。
- そのアドレスがMailLogicに登録され、意図した転送先が設定されていることを確認します。
- 有料プランでは、MailLogicの配信ログでメールと転送結果を確認します。
MailLogicがメールを受信していなければ、送信者、宛先アドレス、MXレコードなど、経路の前半に問題がある可能性があります。MailLogicが転送済みであれば、転送先サービスでの振り分けを中心に調べます。
転送経路をテストする
MailLogicのダッシュボードには転送テストがあります。サイドバーのメールアドレスを開き、対象のアドレスを見つけ、操作列の三点メニューから転送をテストを選びます。
手動でテストする場合は、転送先となる受信トレイとは別のアカウントから送信してください。Gmailでは、自分から自分へ転送されたメールが重複として表示されない場合があり、そのテストだけでは結果を判断できません。
MXレコードとSRSについては、独自ドメインのメール転送ガイドをご覧ください。
MailLogicの配信結果を確認する
メール送信には複数の段階があります。まずMailLogicがメールを受け付けて送信処理へ渡します。その後、宛先のメールサーバーから、宛先を受け付けた、一時的に保留した、または恒久的に拒否したという結果が返されます。
- 送信受付済み(Submitted):MailLogicがメールを受け付け、送信処理へ渡しました。
- 宛先サーバー受付済み(Accepted by destination)または送信済み(Sent):宛先のメールサーバーがメールを受け付けました。
- 再試行中(Deferred):宛先が一時的に受け付けなかったため、メールサーバーが再試行しています。
- 保留(Pending):宛先から確定的な結果がまだ得られていません。
- バウンス(Bounced):宛先から恒久的な拒否が返されました。
- 失敗(Failed):送信または配信に失敗したか、再試行期間が終了しました。
- 結果不明(Unknown):送信処理が成功したかどうかをMailLogicで確認できませんでした。
- 送信抑止(Suppressed):過去に条件を満たす配信失敗があったため、送信前にその宛先をスキップしました。
有料プランの配信ログでは、転送とSMTPの履歴を検索可能なフィルタ、詳細な応答、日時とともに確認でき、CSVでダウンロードできます。Batch Sendでも宛先ごとの配信結果をバッチ単位で確認できます。
「宛先サーバー受付済み」は受信トレイへの到達を意味しない
「宛先サーバー受付済み」は、SMTP送信者が通常確認できる最も確かな結果ですが、メールが受信トレイに表示されたことを証明するものではありません。受信サービスは受付後に、迷惑メールへ振り分けたり、フィルタを適用したり、別の方法で分類したりできます。
新しいドメインには、通常、送信履歴がほとんどありません。そのためGmail、Outlook、Yahooなどの受信サービスは、SPF、DKIM、DMARCのすべてに合格していても慎重に扱う場合があります。
ドメインの送信傾向が急に変化した場合も同じです。正しい認証は出発点であり、レピュテーションは送信履歴、受信者の反応、一貫した運用によって時間をかけて形成されます。
認証に失敗している場合やアライメントが不明な場合は、複数のDNSレコードを同時に変更する前に、SPF・DKIM・DMARCガイドを確認してください。
宛先の送信抑止を確認する
受信できないアドレスへ繰り返し送信すると、送信容量を無駄にし、配信レピュテーションを損なうおそれがあります。そのためMailLogicは、MailLogicが管理する送信で条件を満たす配信失敗があった宛先を、ワークスペース共通の送信抑止リストで管理します。
存在しないアドレスなど、明確で恒久的な宛先エラーでは、直ちに送信抑止となる場合があります。それ以外の曖昧な失敗や最終的なソフトエラーでは、異なる2通のメールでの失敗が必要です。一時的な再試行は送信抑止の判定には数えません。
ポリシーや内容による拒否、認証、接続、ローカル送信処理の問題だけを理由に、宛先を送信抑止することはありません。その後の配信に成功すると恒久的ではない失敗履歴はクリアされますが、明確なハードバウンスによる送信抑止は、利用者が解除するまで継続します。
宛先が送信抑止中になると、次のように動作します。
- Batch Sendではその宛先をスキップし、クレジットを使用しません。
- Send APIでは送信可能な宛先から除外します。ほかに送信可能な宛先があれば、その宛先への送信は続行できます。
- ダッシュボードのSend Emailでは警告を表示し、保護を上書きするには明示的な確認が必要です。
- MailLogic Repliesでは、送信抑止中の宛先への返信をブロックします。
配信ログの送信抑止中の宛先テーブルでは、アドレス、理由、直近の失敗を確認できます。アドレスが有効で、再び受信できる状態だと確認した場合にのみ解除してください。
自動送信抑止の対象は、現在、ダッシュボードのSend Email、Send API、Batch Send、MailLogic Repliesです。外部クライアントから認証済みSMTPで直接送信したメールは配信ログに表示されますが、その直接SMTP送信から自動的な宛先の送信抑止状態が作成されることは、現在ありません。
サポートへ問い合わせる前に準備する情報
次の情報がそろっていると、配信経路をより早く調査できます。
- 送信元と宛先のメールアドレス。
- おおよその送信日時とタイムゾーン。
- 受信メールの転送か、MailLogicからの送信か。
- MailLogicの配信結果と、表示されているSMTP応答またはバウンスの内容。
- 迷惑メールやフィルタ後のフォルダを含め、転送先の受信トレイを検索したか。
調査中に同じメールを何度も再送するのは避けてください。どの段階で問題が起きたかを特定できないまま、確認対象だけが増えることがあります。